Client Voice
ふるさと納税サイト「ふるなび」のモバイルファースト化を支援
デザイン先行 x Flutterで柔軟性ある継続開発により、高評価アプリに成長
株式会社アイモバイル
2007年に創業したインターネットIT企業。「“ひとの未来”に貢献する事業を創造し続ける」というビジョンを掲げ、インターネット広告事業、アプリ運営事業のほか、全国1,500を超える自治体への寄附を受け付けるサイト「ふるなび」を軸としたふるさと納税事業を展開している。ホテル・飲食店などで利用可能なポイント型返礼品「ふるなびトラベル」、寄附後に返礼品を選べる「ふるなびカタログ」など、寄附者のニーズを捉えた独自サービスや、自治体との返礼品開発の取り組みなどを強みとする。
市場環境の変化に伴い、アプリ開発は急務 UI/UX提案が決め手になり、ARIを選定
300万人超の会員数を誇るふるさと納税サイト「ふるなび」を運営するアイモバイル様。競合する主要なふるさと納税サイトがアプリ提供をスタートさせる中、ユーザーアンケートでもアプリ提供を望む声が高まっていました。ユーザーニーズに応えるためにも、品質の高いユーザー体験の提供が必要だったと、同社マーケティング戦略部の赤松氏は振り返ります。
「ユーザーのみなさまに十分満足していただきたいですから、ハードルは上がっていました。競合他社がアプリに磨きをかけているなか、モバイルファーストでのUI/UXを重視したアプリをつくりたいという思いがありました」(赤松氏)
同社はアプリ運営事業も展開しているため、当初は社内エンジニアによる開発を模索。同社メディアシステム開発部の中内氏によると、従来はスマホゲームなどの開発が中心で、ふるさと納税のように多数の品物を扱うサービスにおけるアプリの知見は必ずしも豊富ではなかったといいます。
「高品質なアプリ開発を目指し、外部の専門知識を活用することにしました。協力会社の選定にあたっては、確かな開発力・プロジェクト推進力を持ち、当社のエンジニアとの連携にも柔軟に対応できるかという点が軸になりました。また、UI/UXの知見や、リリースに向けた現実的なスケジュールと開発・実装のバランスを考慮してくれることも重視していました」(中内氏)
同社は2023年の年明けにかけて、Webサービスを利用して複数の協力会社をピックアップ。各社からプレゼンを受けた結果、ARIの支援を選択しました。
「選定基準を満たしていたことに加え、特にUI/UXにおける知見と、開発プロセスを踏まえた高品質なデザイン提案を評価しました。また、全機能要件を初期段階で定義するのが難しい状況において、ARIが提案した『デザイン先行開発』は、当社のニーズにマッチしました。」(中内氏)
デザイン先行x Flutterで効率的に開発 リリース後も改善を重ね、需要期にも安定稼働
翌2024年のリリースに向け、開発に着手したのは2023年6月。まずはペルソナの策定やカスタマージャーニーマップの作成などを進めました。同社デザイン部の小俣氏は、一つひとつプロセスを踏んだうえでのデザイン提案に信頼感を覚えたと語ります。
「提案いただいたデザインをFigmaで確認しながら社内で議論できたのは良かったです。私たちのように常に『ふるなび』に関わっていると、考え方が凝り固まってしまう部分があるので、外部からの視点が入ることにも期待していました」(小俣氏)
「ARIからは『ふるなび』Webサイトでのテーマカラーをそのまま採用するのではなく、アプリに適したカラーを提案してもらいました。返礼品カテゴリのイラストについても全体のまとまりを考えてデザインいただきました。Webとは異なる新しい視点で、モバイルファーストのデザインを一緒に追求できたのは良かったです」(赤松氏)
「機能面では、ユーザーから要望も上がっていた寄附金額の細かな絞り込みや、検索ワード履歴の表示、返礼品カテゴリと自治体名を組み合わせた検索などを実装。アプリならではの機能拡張ができました」(小俣氏)
AndroidとiOS双方を効率的に開発できるFlutterを活用したのも、本事例の特徴でした。確定申告なしでふるさと納税控除を受けられる「ワンストップ特例申請」機能のほか、寄附金額をスライダーで指定する際に振動を入れるなど、細かなユーザー体験に配慮した実装をスムーズに実現しました。
「デザインに力を注いだ分、Flutterによるスピーディーな開発でスケジュールを取り戻せた面もあると思います。おかげで、2024年10月にリリースに漕ぎつけることができました。ただ、そこから寄附のピークを迎える12月末を乗り切ることが課題でした」(赤松氏)
同社はリリース直後から、アプリ利用が増える週末ごとに出てきた課題を、週明けにARIに相談。修正・テスト・リリースを繰り返し、アップデートを行うたびに、ユーザー体験の質を向上させていきました。短期間のうちにアップデートを重ねたことが、年末需要期の安定稼働につながりました。
密なコミュニケーションと柔軟な対応で、ユーザー評価4.5以上のアプリに成長
アプリのリリースから1年を経て、改めてこれまでの施策に対する評価を伺いました。
「ARIには、リリース後もユーザー体験の改善をお手伝いしてもらっています。直近でリリースしたバージョンでは、画面の表示・スクロール・遷移の速度などのパフォーマンスが向上。自信を持って年末を迎えられます」(赤松氏)
「競合サービスと比較しても、ふるなびアプリは使いやすさの面で優位性があると感じています。おかげさまで、ユーザー評価も4.5を超える高い水準を維持しています」(小俣氏)
「ネイティブ部分とWebビューを行き来する操作を行う際の挙動など、手を加えたい部分はあります。ARIと連携しながら、継続的に改善を進めていきたいと考えています」(中内氏)
また同社は、ARI担当者のコミュニケーションの円滑さや、柔軟な対応を評価しているといいます。
「ARIには選定の段階から、技術面の細かい注文に応えてもらいました。当社は外注に慣れていないこともあり、社内稟議用の資料づくりも手伝っていただいたのが印象的でした。レスポンスも早く、当初の期待どおりの動きをしてもらえたと思います」(中内氏)
「デザイン先行開発に最初は不安を持っていたのですが、ARIの担当者から丁寧な説明があり、安心できました。当社からの質問や要望にも柔軟に対応してもらえたのは助かりました」(小俣氏)
「毎週のように打ち合わせをして、顔が見える関係性を築けたことで、社内とやり取りするのと変わらない安心感を持てました。リリース前のギリギリのタイミングでは、来社して対応いただくなど、『自分事』として取り組んでもらえたと感じています。ARIは、技術的なトレンドなど自社だけでは得られない知見を与えてくれる存在。アプリならではの演出など、さまざまな提案をいただきながら、今後も一緒にアプリの使い心地を向上させていければと思います」(赤松氏)































