Client Voice 製薬会社向けプロダクト開発チームに、パートナーとして伴走
ARIのディレクターとデザイナーが、ユーザ目線のUI/UXデザインを支援

リンクス株式会社様

リンクス株式会社

2020年に設立。デジタル技術とロボティクス技術を活用したソリューションやサービスを展開している。事業としてはFinTech開発サポート、ラボオートメーションソリューション「LabHub (ラボハブ)」に加えて、視覚障害者ナビゲーションシステム「shikAI(シカイ)」がある。強みは、ワンチームモデルを生かしたプロダクト開発。クライアントが主体的にDX化を進められるよう、将来的な内製化も視野に入れながら伴走できる高い技術力とノウハウを有している。

リンクス株式会社 プロダクトマネジャー

UI/UXデザイナーを抱える難しさに直面  ディレクションも任せられるARIを選んだ

リンクス様は、某大手製薬会社とともに、実験の自動化を支援するソリューションを開発してきました。実験の手順にワークフローを組み込んでデジタル化することで、研究員の減少や日々進化する科学計算技術への対応、多様なデータベースの取り扱いなどの課題に対応するための製薬業界におけるDXソリューションです。現在はそのソリューションを自社プロダクト「LabHub」として展開しており、このシステムのUI/UXデザインを、ARIが支援しています。

高い技術力を持つエンジニア陣を抱えるリンクス様では、かつてUI/UXデザイナーも自社で雇用していました。しかし、その存在を活かす難しさを感じていたそうです。

「在籍していたのは非常に優秀なデザイナーなのですが、実際にはスポット業務が多いためデザイン自体の量も少なく、能力に見合うだけの仕事をしてもらえない状況がありました。また当社は海外メンバーも多く、英語で話す機会が多い会社です。そのため、パートナー企業も、英語対応のできる人でなければ、コミュニケーションを取るのが難しいと感じていました」(リンクス株式会社 プロダクトマネジャー、以下リンクス様)

今回のLabHubのUI/UXデザインにあたって、伴走してくれる新たなパートナー企業を探していたリンクス様。知人経由でARIを紹介され、ディレクターとデザイナーとの面談を行いました。ディレクターが英語対応可能で、意図を汲みつつプロジェクトを進めてくれそうな点や、デザイナーの経験の豊富さに魅力を感じたといいます。

「何より、お二人のチャレンジする姿勢が決め手になりました。面談では、開発のための仕組みづくりも含めて関わっていただかなければならないことを伝え、『チャレンジしたいですか?』と率直に聞いたんです。するとお二人から『ぜひやってみたい、やらせてください』という前向きな回答があり、ご協力いただくことにしました」(リンクス様)

【LabHubの画面イメージ 】

ユーザテストやドキュメント作成まで デザイナーが伴走し、細やかに支援

まずARIが取り組んだのは、新規画面の制作。 UIデザインだけでなく、UXを考慮した画面作成を行い、アイコン一つひとつにおいても細部まで丁寧に作成しました。
また、ARIがUXライティングにもこだわり、アラートメッセージなどのインタラクションの文言に対して、きめ細かく対応した点を、高く評価されました。

【LabHubのアイコンイメージ 】

「とくにディレクターが、ユーザが迷わないように文言を調整してくれました。『こういう背景で、こんな意味がある』というきちんとした裏付けのある提案なので、こちらも納得できる。そしてデザイナーも、きちんと議論をして方向性を検討できる方だったので、良い取り組みになりました。ただ下請けとして作業されている方だと、それができないことが多いので、嬉しかったですね」(リンクス様)

ユーザテストにおいてもARIのディレクターとデザイナーが実施することに。質問内容の策定や、インタビュー後のレポートの作成、課題の洗い出しなどを支援しました。

「当社の開発プロセスでは、モックアップとプロトタイプの2段階でユーザテストを実施。ユーザの体験価値を高めるため『誘導尋問』にならないよう、手法や手順を厳格に定めています。何度も手順を練習するなど、お二人には忠実に対応していただいたと思っています。また、インタラクションをつけたモックアップをつくっていただけたので、効率的なユーザテストが実施できたのは良かったですね。事後のレポートも、評価軸に基づいて数値化された内容だったので満足しています」(リンクス様)

さらに、ドキュメント作成もARIが担当しました。ユーザマニュアルは、既存のフォーマットに合わせて、丁寧に作成。プロジェクトマネジャーのご指示のもと、画面仕様書の作成も行いました。

「ユーザマニュアルは、使う人の目線で読みやすく整理されていて助かりました。画面仕様書の作成は非常に細かい指示を出したのですが、きっちり対応していただいたことに感銘を受けました。おかげで、受け入れ基準を明確に設定した画面設計ができました」(同)

その後、自社プロダクト化もARIが支援しました。サービスロゴ制作のほか、クラウドセキュリティの国際規格「ISO27017」に準拠したページデザインを行いました。

「こちらのオーダーに沿って、プロダクトの看板になるサービスロゴをつくっていただけたので満足しています。『デザインして終わり』ではなく、ロゴの利用規定まで細かく作成してくれた点も助かりました。 ISO27017への準拠も、お二人は初めての経験だったそうですが、FAQや問い合わせフォームに至るまで適切に対応してもらえました」(リンクス様)

【LabHubのロゴ使用ガイドライン 】

先を見据えた提案力とディレクション力を評価 今後もARIとよりよい開発を

「ARIのディレクターとデザイナーはどんな場面でも複数の案を提示してくれたので、選択の方向性を定めやすかったですね。また、プロダクトデザインに重要な再利用化に対するスタイルガイドの作成、その先のデザインシステムづくりまで考えていただいた点を評価しています。

また、ディレクターの的確なディレクションが印象的でした。英語でのコミュニケーションが円滑でしたし、うまく橋渡しをしてくれたおかげで、フロントエンドとデザイナーが協調しながら、デザインの修正も少ない形で開発を進められた点も良かったと思っています」(リンクス様)

そしてリンクス様が最も心強く感じているのは、ARIとパートナーとして同じ目線で働けていることだといいます。

「チャレンジングなオーダーも多いなか、担当者のお二人は自ら様々なことを学びながら、懸命に対応してくれています。それは、お二人が『挑戦しよう』という思いを持ち続けているからだと思います。ただ案件に取り組むのではなく、UI/UXデザインのプロとしてお持ちの知識やノウハウをベースに、さまざまな観点で自ら学びを深めていく。その結果、期待以上の成果を出していただいていることには本当に感謝しています。

これからも、ARIと適切でムダのない開発にチャレンジしていきたいですね。引き続き、ユ ーザシナリオやカスタマージャーニー など、さらに上流の部分から参画していただき、CXまで視野に入れたより良いデザインを一緒に創っていければ良いと思っています」(リンクス様)

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