Client Voice オンラインレッスンの提供開始を大幅に前倒し、コロナ禍においても英語学習継続の機会を提供
より多くのレッスン機会創出を目的にオンラインレッスンシステムの導入を決定
ナチュラル・イングリッシュ・スピーカーによるマンツーマンの英会話レッスンを提供する株式会社GABA。
同社ではテクノロジーの進化やライフスタイルが多様化する中で、受講者へより多くのレッスン機会を創出するために、2019年からオンラインによるレッスンを提供するシステムの開発を検討していました。
開発を依頼するベンダーを決めるコンペで「基盤となる製品ありきの提案ではなく、ビジネスの内容や内製で構築している社内システムとの連携が考慮された提案であったこと」が決め手となり選ばれたのがARアドバンストテクノロジ株式会社(ARI)でした。
その時点におけるシステム導入のスケジュールは2021年3月を予定しており、2020年2月にプロジェクトのキックオフが行われました。
しかし、まさにそのタイミングで訪れたコロナ禍によって、このプロジェクトは大幅なスケジュールの変更を余儀なくされることとなったのです。
コロナ禍でオンラインレッスンシステムの早期導入を決断
コロナ禍による緊急事態宣言の発令など、同社の特徴でもあるマンツーマンの対面レッスンが制限され、受講生へのレッスン提供に支障を来すようになりました。
このような状況下でオンラインレッスンシステムの早期導入、受講者への提供が必須であると考えた同社では、当初の予定より短期間のリリースを目指すために、スコープ・体制・スケジュールなどをすべて見直す決断を下しました。
「当初オンラインレッスンシステム部分は請負でARIさんに開発をお願いすることを考えていましたが、短期間でこの仕組みをリリースしなければならないことを考えた時に、請負でお願いするのではなく、弊社の開発チームと協働して開発を進めることが最善だと考えました」(志渡氏)
コロナ禍において、GABAの開発チームは完全在宅勤務となりました。
そのような状況下においても、ARIとのコミュニケーションは円滑に進み「共にトライアンドエラーを繰り返しながらシステムを構築していった」とのことです。
GABA開発チームに所属するNicolas氏、Lara氏は当時を振り返り「最初にARIの皆さんとお会いした時に、まじめそうな方々だなと思いました。実際にコミュニケーションをとってみると、印象通りまじめで誠実なみなさんばかりで、良い雰囲気のなかで開発を進めることができました。開発中はチャットを使用し、ほとんどが英語でのやりとりとなったのですが、コミュニケーションは非常に円滑に行われました」と語ります。
段階的に利用者が拡大し全体の約30%がオンラインで受講
2020年8月、予定より半年以上早いスケジュールでオンラインレッスンシステムの初回リリースが実施されました。
その後、段階的に利用者を拡大し、2021年5月現在では、レッスン全体の約30%がオンラインで受講されるようになり、その数は月を経るごとに増加しているとのことです。
受講者からも「レッスンが受講しやすくなった」、「コロナ禍でもレッスンを継続できている」、「スタジオのレッスンとはまた異なった良さがある」などと高評価を得ているそうです。
オンラインとオフラインをシームレスに提供するシステムへ
今回導入したシステムは、レッスン、カウンセリング、アセスメントなどの全ての要素を、オフライン(対面)であってもオンラインであっても、シームレスに提供することが目標でした。
それをより高いレベルで実現するために、今後も新たな機能を追加していく予定とのことです。
「新型コロナウイルスの発生により厳しい判断を下すこともありましたが、一方でこれまで当たり前だったことを見直す機会にもなりました。受講者の方々の目標達成をサポートするために、我々も新たな価値の提供に挑戦していきます。そのためには、ARIさんのご協力が不可欠です。今後とも、新規機能の追加など適時ご相談させていただきたいと考えているので、何卒よろしくお願いします」(志渡氏)