テクニカルレポート
このレポートはZiDOMA dataチームによる、
製品紹介やファイルサーバーまわりの技術などを語る
テクニカルレポートです
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Report 01
ファイルサーバの管理者の皆様、ファイルサーバの状態を把握していますか?
ストレージ全体や、共有フォルダ単位での利用量程度しか把握していない方が多いかと思います。
ZiDOMA dataでは、すべてのフォルダの詳細な利用実態を把握することが可能です。
早速、実際に分析した結果を見てみましょう。
この分析結果からわかることはなんでしょうか?
答えの前に・・・
ファイルサーバについての悩みは下記のようなものが多いのではないでしょうか。
そして、ファイルやフォルダ数が多くなるにつれて 全体像の把握が困難 という点が管理者の苦労する点だと思います。
まず、ZiDOMA dataの分析画面についての説明です。
画面左側には、エクスプローラのツリー表示のようになっています。
占有率 | ドライブ容量に対する割合 |
---|---|
使用率 | 合計ファイル容量を100%とした場合の割合 |
容量順に並べかえることで、利用容量の多いフォルダ順に表示されます。
さらに、ドリルダウンしていくことで、どのようなフォルダの容量が多いのか、把握していくことができます。
上記のように広報のフォルダには大きなファイルが多く保存されているようです。
円グラフ部分には、各フォルダごとに下記の情報が表示されます。
作成日時 | 1日以内,1週間以内,1ヶ月以内,3ヶ月以内,6ヶ月以内,1年以内,2年以内,3年以内,3年以上 |
---|---|
更新日時 | 1日以内,1週間以内,1ヶ月以内,3ヶ月以内,6ヶ月以内,1年以内,2年以内,3年以内,3年以上 |
アクセス日時 | 1日以内,1週間以内,1ヶ月以内,3ヶ月以内,6ヶ月以内,1年以内,2年以内,3年以内,3年以上 |
所有者 | 所有者ごとに容量で分類 |
拡張子 | 存在する拡張子ごとに容量で分類 |
サイズ別 | 1MB以内,10MB以内,100MB以内,1GB以内,10GB以内 |
円グラフはマウスカーソルを乗せると、期間毎のファイルサイズやファイル数がホバー表示されます。
※下の画像はスクリーンショットを加工し、アクセス日時についてまとめて表示しました。
所有者と拡張子についてまとめたものは下記となります。
では、分析結果からわかることを見てみましょう。
みなさんはいくつ気が付けたでしょうか?
1)肥大化原因のフォルダ | 広報フォルダが全体の7割を占めている |
---|---|
2)ファイルをたくさん保管しているユーザ | 神田さんがどうやら40%以上の容量を利用している |
3)特定拡張子のファイル分布が顕著 | movファイルが1/3程度の容量を占めている |
4)アクセス日時による利用されていないファイルの把握 | 1年以上アクセスがないファイルは多くない |
5)過去にアクセス日時が更新されないファイルサーバ利用していた可能性有り | 更新日時がアクセス日時より新しい場合はこの可能性がある |
6)更新日時が未来になっているファイルがある |
PCやデジカメなどの時計がおかしい場合や、異なるOS間のデータ移行で起こることも 弊社の環境では、原因は不明ですが写真ファイルの更新日時が2037年になっている |
ファイルサーバをZiDOMA dataで分析することで、ファイルサーバの状態をおおよそ把握することができました。
今回は、ファイルサーバ容量の肥大化に着目し、ZiDOMA dataの分析結果からどういった対応策が導き出せるか考えてみましょう。
容量追加 | ストレージを追加したり、大きさのサイズのファイルサーバに移行する |
---|---|
退避 | 使われていないファイルを別のストレージに退避する |
整理 | 利用率の多いユーザにファイルの整理・削除を依頼する |
削除 | XX年以上アクセスされていないファイルやフォルダは削除する |
容量削減 | 大きなファイルを圧縮することで利用容量を下げる |
ファイルサーバの中で、数ヶ月以内に利用されているファイルは20%も無いと一般的に言われています。
使われていないファイルをユーザに削除して貰うことで、容量の肥大化を抑止することはできるかもしれません。
また、今の時代ファイルを消すことはなかなか難しいかもしれません。
会社によっては1000万ファイル以上保存されていることもあります。
しかし、ファイル整理や削除するのにも時間がかかってしまうケースが多く、仮にユーザに頑張ってもらいExcelファイルを1万ファイル消したとしても、1GBも容量は空かない可能性もあります。
整理にかかる時間的なコストを考えると、容量を減らすため効果のある対策に絞り、実施することが重要になってきます。
今回の分析結果から、神田さんが保存している動画ファイルの対応を考えることで容量の削減ができそうです。
また、特に容量が大きそうな動画ファイルに対象を絞ってみましょう。
ファイルサイズ別の分析結果から、10GB以下(=1GBより大きく10GB以下のサイズ)のファイルは、13ファイルあり、合計23GBあるようです。 円グラフをクリックすると、対象のファイルリストが表示されます。
2つはzipファイルのようですが、残りは動画ファイルのようです。
これらの11ファイルを圧縮もしくは削除して貰うことで、81GB利用中のフォルダから15GBの容量削減を行うことができました。
さらに対象を1GB以下(=100MBより大きく1GB以下のサイズ)に広げていくことで、更なる削減が可能と考えられます。
また、movファイルはある程度圧縮してから保存するルールにしてもらうことで、今後の利用容量の増加対策にもなるかもしれません。
参考になりましたでしょうか?
ZiDOMA dataによるデータ移行を体感したいと思った方は是非、無料トライアルをお試しください。
14日間無料※2でご利用が可能です。
※2 分析ファイル数やCSV出力などに機能制限がございます。